インドの交通事情と聞くと、ギュウギュウの満員電車や渋滞する道路を思い浮かべる方も多いでしょう。実際、インドに着いたらどのような方法で移動するのが正解なのでしょうか。
ここでは、インドの交通事情について解説しながら、移動手段に関する情報について調べました。
インドで車よりも多いバイクについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
リキシャ
庶民の足として活躍しているのが、三輪の小型タクシー「リキシャ」です。タイのトゥクトゥクと同じで、渋滞でも器用に脇道をすり抜けることから市民には欠かせない存在となっています。
基本的に目的地までの料金は交渉制で、メーターを使わない運転手がほとんどです。外国人だとわかると料金をぼったくられる可能性もあるので、事前に目的地までの距離感と相場を把握してから交渉し、納得の上で乗ることが大切です。
タクシー
数キロ内の移動であればリキシャが便利ですが、それ以上の距離になるとタクシーがおすすめです。日本と同じく電車やバスに比べると料金は割高ですが、クーラーが付いているので夏の暑い日はタクシーが快適。最近では配車アプリで呼べるタクシーも多くなっています。
地下鉄
インドの首都、デリーとその近郊には「デリー・メトロ」の交通網が整っています。地下鉄とはいっても高架橋や地平区間が多く地下駅は少なめですが、観光客にとっては大変便利な移動手段です。
東京メトロの5倍以上の路線延長が計画されており、今後さらに都市部の交通網が発達すると予測されています。
バイク
現地の人の日常の足となっているバイク。インドは車よりもバイクの方が多く、販売台数は2000万台に迫る勢い。バイク需要は世界の3分の1を占めている、世界1位のバイク大国なんです。
インドではレンタルバイク屋さんもたくさんあって、バイクで遺跡や観光地を巡るなんて旅も楽しいみたいですよ。
インドの有名なオートバイクメーカーといえば、最も歴史のあるイギリス発祥のロイヤルエンフィールド(Royal Enfield )やLML(Lohia Machinery Limited)、バジャージ・オート(Bajaj Auto Limited)、アイシャー・モーターズ(Eicher Motors)など。
アイシャー・モーターズは、日本でも男性を中心に「無骨なデザインがかっこいい」との声が上がっているようですね。
さらに、舗装があまり整っていないインドの道路に合わせて作られているため、凹凸な道も快適に走れると、オフロードファンにも人気がではじめています。
日本でも販売店があって購入できますし、中古車の買取も積極的になってきているとのこと。
(バイク買取専門店のバイクワン)
今後、インド製のバイクが増えていけば、日本の道路を走るのをよく見かけるようになるかもしれませんね。