インドの商業や金融の中心地として知られるインド最大の都市、ムンバイ。とにかく人と車とバイクが多く、活気あふれる雰囲気を感じることができます。
日本からはデリーと同じく直行便も運航しているので、興味がある方はムンバイの地へ降り立つのも良いかもしれません。
今回は、インド最大の都市・ムンバイについて、特徴や気候、おすすめのスポットを紹介していきます。
ムンバイとは
ムンバイは旧名「ボンベイ」と呼ばれ、イギリス統治時代は東インド会社のインド経営の拠点として栄えたエリアです。ムンバイの中心には植民地時代に建てられた「チャトラパティ・シヴァ-ジー・ターミナス鉄道駅」があり、歴史的な建造物としてユネスコの世界遺産にも登録されています。
他にも植民地時代のインド門、世界遺産のエレファンタ島の石窟群など、歴史を感じさせる建造物が多く、見どころは満載です。
ムンバイの気候
ムンバイは海沿いにあり、熱帯気候に属しています。首都・デリーと同じく雨季と乾季ははっきり分かれています。雨季の6月~9月はほとんど雨が降っており、1年の雨のほとんどがこの時期に集中します。反対に、乾季の10月~5月はほとんど雨が降りません。気温は高くなりますが、湿気が少なくカラッとした空気です。
デリーとは異なり、ムンバイは1年を通して気温があまり変わりません。最高気温は30℃前後、最低気温は15~25℃と、冬でも過ごしやすいでしょう。
ボリウッド映画の中心
ムンバイは、ボリウッド映画(旧ボンベイの「ボ」とハリウッドを掛け合わせた造語)の中心地として知られています。国内の主要テレビ局や衛星ネット局、映画製作会社はもちろん、出版社などのマスコミ企業もムンバイに集中しており、娯楽産業が街の経済を支えています。
テレビタレントやボリウッド俳優などが多く住むエリアで、富裕層が多いのも特徴。
世界有数の家賃が高い都市としても知られており、特に南部地域はニューヨークのマンハッタン並みの家賃です。そのため貧富の差が激しく、人々の生活水準には大きな差があります。
海岸沿いの街ならではのスポット
デリーはインドの内陸にありますが、ムンバイは海岸沿いの街です。
そのため、市街地の西側にはビーチが整備されているエリアもあります。なかでも「マリーンドライブ」は市民の憩いの場。遊歩道もあり、高層ビル群をバックに海を眺めながら散歩ができると人気です。西側なのでサンセットもキレイでおすすめ。地元の方のデートスポットとしてもにぎわいを見せています。