インドの首都でもあるデリー。日本からインドへ行く場合にも、デリー行きのフライトを利用することがほとんどです。ここでは、インドデビュー前の方に向けて、デリーの気候や街の特徴を紹介していきます。
ニューデリーとは違うの?
インドの首都というと「ニューデリー」と覚えている方もいらっしゃるでしょう。実際、私もインドへ行くまでは2つの街があるのだとばかり思っていました。
デリーとニューデリーは、ちがう街ではありません。インドには、どこの州にも属していない行政直轄区があり、その名前が首都「デリー」となっています。
官公庁エリアにはデリーの中央部に集まっていて、政府機関の建物やビルが立ち並んでいます。
そのため、一般市民の住居は少なく、ショッピングモールや高級ブランド店などが軒を連ねるエリアです。
ニューデリーは、デリーの中でも都市計画に基づいて作られた新しいエリアです。イギリス時代の雰囲気が残るエリアでもあり、ある程度以上の経済レベルの人が住む高級住宅地。
東京で例えるなら白金や成城といったところでしょうか。
そんなニューデリーに対し、オールドデリーと呼ばれるのが旧市街です。古き良き庶民の街で、東京で例えるなら上野や浅草のようなイメージに近いかもしれません。
デリーの気候
デリーは、モンスーンの影響によって雨季と乾季がはっきりと分かれています。雨季は7月~9月で、乾季は10月~6月です。
3月末~6月頃の気温は「暑季」で、日中40℃を超えますが、日本の夏と違って湿度が低いため、カラッとした暑さ。じめじめとした不快感はなく、むしろ日本の夏よりも快適に過ごせます。
11月末からは少しずつ気温が下がり、冬を迎えます。
インドは年中暑い国というイメージがあるかもしれませんが、実際は冬のシーズンは寒く、東京とあまり変わりません。
平均最低気温は5℃、寒いときには0℃近くになることも。コートやマフラーが欠かせないので、冬の時期にインドへ行こうと考えている方は、気温に注意が必要です。
日本人の多い地区グルガオン
デリーの近郊都市、グルガオンには日系企業が多く進出していて、都市中心部には家電や機械メーカーなどの販売会社や商社がオフィスを構えています。在住日本人の数も多く、インド全体で見ても最も日本人の多いエリアです。
そのため、グルガオン地区には日本食レストランや日本人向けのサービスなどもあり、住むには困りません。日本人にとって非常に住みやすい街と言えるでしょう。