GDPが世界第5位と、トップクラスの経済大国となっているインド。財政赤字が縮小され、経済全般の状況が大きく改善されたこともあって、1993年から2011年までの間に貧困レベルも減少しています。とは言え日本に比べて物価が安いのが魅力。
インドに旅行へ出かけても、物価が安いぶん余裕を持って楽しめるでしょう。
ここでは、インドで滞在するときの費用感についてまとめました。
インドの物価
インドの物価は年々上がってはきていますが、日本の1/4と言われています。
平均年収も日本円で160~180万円ほどで、地元の人なら月2~3万円もあれば十分に生活できる水準です。
物価が1/4というと、単純に考えて日本で400円のものがインドでは100円で手に入ることになります。
2リットルのミネラルウォーターが約50円で、卵は1つ約6円。チャイというお茶も1杯10~20円くらいで売られています。寝台付きの長距離列車も、1,000km離れた都市へ行くのに800円程度で済みます。
ホテル代はシーズンや滞在する都市によって異なりますが、日本では5,000~6,000円はするビジネスホテルクラスの綺麗なホテルが、3,000円ほど出せば朝食付きで泊まれるでしょう。
お土産も安い
物価が安いのでお土産も安く購入できます。とくにインドは紅茶の産地で、日本の紅茶よりも安く手に入ります。インド式に甘く煮出したミルクティー「チャイ」は日本人の口にも合うと人気で有名なお土産のひとつです。また、インドのお土産として外せないのがスパイスや香辛料です。カレーなどでも使用できるガラムマサラやスイーツやチャイに入れると香りの良いシナモン、カルダモンが100円以下で売られています。日本では高価なスパイスを安く手に入れられるかもしれません。お土産に迷ったら、紅茶やチャイ、スパイスなどを買ってみてはいかがでしょうか。
外食には注意が必要
インドの物価は安めですが、ファストフードや高級ホテルのレストランなど、外食するとやや高めになります。世界的なコーヒーチェーンのコーヒーは1杯約250円と、日本とあまり変わりありません。
一般的なレストランやカレーを提供する食堂などは500~1000ルピー(800~1600円)も払えば十分快適な食事ができるでしょう。
一方で、庶民的な屋台などでは安く外食ができますが、衛生面で安心できないため日本人にはあまりおすすめできません。
屋台で安く済ませようとしてお腹をこわしてしまっては、元も子もありませんよね。長期滞在を考えているなら自炊をおすすめします。